ワーキングメモリとは?脳がどのように働いているのか
こんにちは🤗
こどもプラス川越 新河岸教室です✨
今月はワーキングメモリについてお話しします。
ワーキングメモリについて詳しく説明する前に、
「記憶」について触れておきましょう。
私たちの記憶機能は、単に物事を覚えるだけでなく、
情報の処理や整理をする機能も持ち合わせています。
この情報処理能力を
ワーキングメモリ(作業記憶)と呼び、
その機能を担っているのが
脳の前頭前野という部位です。
ワーキングメモリは、
計算や他者との会話、読書など
日常生活のあらゆる場面で働いています😁
ワーキングメモリが弱いとどんな事が起きやすいか
ワーキングメモリが弱いと
長い文章を頭の中で整理する事が難しく、
「複数の指示を覚えることが苦手」、
「忘れ物が多い」など日常生活上の
問題に繋がる事があります😵
また、読み・書き・計算といった学習行為の際には、
情報を一つずつ順序立てて理解するのに
ワーキングメモリを使うため、
読み・書き・計算が苦手となるケースも多いようです。
運動によってワーキングメモリを鍛えられるメカニズムについて
実際に運動科学者である
Christine Lo Bue-Estesらが率いる
研究チームが行った研究において、
有酸素運動がワーキングメモリに
良い影響を与えることが分かっています⛹️♂️
その研究では、
運動直後はワーキングメモリの働きが
一時的に低下したものの、
少し時間を置くと運動をしていない時に比べて、
ワーキングメモリの機能が
向上することが判明したそうです。
また、運動遊びを実施した後は、
集中力がアップする事も分かっています。
計算・読書が苦手な人や集中力が続かない場合は、
課題の前に運動をする習慣を
取り入れてみましょう⚽
柳沢運動プログラムの効果
教室で採用している運動遊び
『柳沢運動プログラム』は、
頭からお尻、そして手や足の先まで
全身を余すところなく使った動きで構成されています🤸
たとえ小さな成功でも、
運動を通して経験した確実な進歩は
「自己肯定感」の獲得につながります。
「柳沢運動プログラム」は、
運動の発達を促すだけでなく、
お子さんの「自己肯定感」を高めることにつながる
運動遊びなのです!
今回のお話の、さらに詳しい解説や
柳沢運動プログラムについては
こちらの画像からもご覧いただけます🤗
画像👈
ミラーニューロンとは?
こんにちは🤗
こどもプラス川越 新河岸教室です🎃
今月はミラーニューロンについてお話していきます。
ミラーニューロンとは?
ミラーニューロンとは、
1992年にイタリアのグループが
サルの脳内から発見した神経細胞のことです🐵
この細胞は、他者が動作を行う場面を
見たり音を聞いたりすることで、
その動きを実際に行った時と同じように反応することが分かっています。
たとえば、「握る」という動作で働く脳の細胞は、
実際に自分で手を握った時だけでなく、
人が何かを握っている様子を観察するだけで
活動するということです。
この働きによって、子どもは他者の動きや
感情に触れるだけで、まるで自分が実際に
経験しているかのようにそれらを学んでいきます。
ミラーニューロンは、まさに動作や感情を学ぶための
”脳の鏡”だと言えますね。
ミラーニューロンと子どもの脳の発達の関連性、必要な理由
では、どのように人の動作や
感情を学んでいるのでしょうか?
そのカギとなるのは
ミラーニューロンの持つ「模倣」という働きです。
新生児期👶からみられる「模倣」、
いわゆるマネをする行為によって、
子どもは誰かに強制されることなく
自然と言葉やさまざまな動きを習得しています👍
ミラーニューロンの育て方
ミラーニューロンを育てるためには、
子どもの感覚を刺激するさまざまな経験を
大切にしていきましょう。
子どもは成長とともに人がやっていることを
マネしたり、なんでも挑戦したくなったりしますよね。
その「やりたい」という意欲をできるだけ引き出し、
尊重することが大切です。
子どもは身の回りにあふれている、
さまざまな感覚刺激によって、
自然に心や体が動かされています。
子どもの脳はそういった体験を通して発達していくので、
安全に配慮したうえで挑戦できることは、
積極的にやらせてみてください⚽
柳沢運動プログラムの効果
教室で採用している運動遊び
『柳沢運動プログラム』は、
頭からお尻、そして手や足の先まで
全身を余すところなく使った動きで構成されています🤸
たとえ小さな成功でも、
運動を通して経験した確実な進歩は
「自己肯定感」の獲得につながります。
「柳沢運動プログラム」は、
運動の発達を促すだけでなく、
お子さんの「自己肯定感」を高めることにつながる
運動遊びなのです!
今回のお話の、さらに詳しい解説や
柳沢運動プログラムについては
こちらの画像からもご覧いただけます🤗
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生活習慣・運動習慣と脳の発達の関係性
こんにちは🤗
こどもプラス川越 新河岸教室です🎑
今月は生活習慣・運動習慣と
脳の発達の関係性についてお話していきます。
基本的な生活習慣と脳の発達がどのように関連しているか
脳の正常な発達は、寝ること、起きること、
食べること、そして体を動かすことを司る「原始脳」、
話すこと、微細運動を司る「大脳新皮質」、
判断力や集中力、気分のコントロールを司る「前頭葉」
の順に獲得されます。
この中でも特に生活習慣との関連が深いのが
「原始脳」であると言われており、
脳の発達における最初のステップです👶
なぜ、生活習慣と原始脳の発達が関係するのでしょうか?
それは、原始脳に存在する「体内時計」が、
体温や血圧、睡眠 – 覚醒リズム、ホルモン分泌、
自律神経系などに人間が生きていくために
必要な活動のリズム調整をしており、
睡眠、食事、運動といった基本的な生活習慣で、
その機能が確立されるためです⏲
不規則な生活習慣は体内時計を乱し、
高血圧や糖尿病、睡眠障害など
多くの疾患との関連があるだけでなく、
脳の発達を阻害することも報告されています😥
運動の習慣は子どもにとってなぜ必要なのか
運動は、子どもの心と体の成長を
促すためにとても良い方法です⛹️♂️
習慣的に運動をすることで、生活リズムも整い、
精神的にも安定します。
さらに、最近では学力アップにも
効果的だということが分かってきました。
特に朝の運動は、自律神経の働きを整えるだけでなく、
「セロトニン」というホルモンをたくさん分泌し、
食欲の増進や規則正しい睡眠リズムを
形成するのにも効果的だと考えられています。
習慣化された運動は、体の発達を促すだけでなく、
規則正しい生活リズムを獲得し、子どもの脳を健やかに
育てることにつながるのです🙆♂️
柳沢運動プログラムの効果
教室で採用している運動遊び
『柳沢運動プログラム』は、
頭からお尻、そして手や足の先まで
全身を余すところなく使った動きで構成されています🤸
たとえ小さな成功でも、
運動を通して経験した確実な進歩は
「自己肯定感」の獲得につながります。
「柳沢運動プログラム」は、
運動の発達を促すだけでなく、
お子さんの「自己肯定感」を高めることにつながる
運動遊びなのです!
今回のお話の、さらに詳しい解説や
柳沢運動プログラムについては
こちらの画像からもご覧いただけます🤗
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自己肯定感とは
こんにちは🤗
こどもプラス川越 新河岸教室です🍨
今月は自己肯定感についてお話していきます。
自己肯定感とは、
自己を価値ある存在として評価し尊重する感情
の事です。
自己肯定感が低いことで
ひとつの間違いを指摘されると、
自分を全否定されたかのように感じ、
自尊心が傷ついてしまうお子さんが
増えているそうです。
なぜ、そのような感受性が
育ってしまうのでしょうか?🤔
一説によると、その原因は、
「自己の存在そのものが無条件に承認される経験の不足」
だそうです。
「例え何をしなくても、自分の存在が
無条件に承認されている感覚をえること」が
重要な時代になっているのかもしれません。
・産まれてきてくれてありがとう💕
・今日もだいすき🧡
・ステキ!すごいかっこいい!
運動によって自己肯定感が高まる
メカニズムについて
「自己肯定感」の形成に深く関係するのは、
成功体験や他者からの肯定的な評価です。
自己肯定感が高いお子さんほど
運動能力が高いことも分かっています。
運動を通した成功体験、他者からの評価は
「自己肯定感」につながるだけでなく、
さらなる運動能力の向上に直結するのです。
柳沢運動プログラムの効果
教室で採用している運動遊び
『柳沢運動プログラム』は、
頭からお尻、そして手や足の先まで
全身を余すところなく使った動きで構成されています🤸
たとえ小さな成功でも、
運動を通して経験した確実な進歩は
「自己肯定感」の獲得につながります。
「柳沢運動プログラム」は、
運動の発達を促すだけでなく、
お子さんの「自己肯定感」を高めることにつながる
運動遊びなのです!
今回のお話の、さらに詳しい解説や
柳沢運動プログラムについては
こちらの画像からもご覧いただけます🤗
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愛着(アタッチメント)
とは?
こんにちは😊
こどもプラス川越 新河岸教室です🎆
今回は、
「愛着(アタッチメント)」についてのお話です💕
子どもは、保護者を「安心の基地」
とすることで、そこを拠点に活動範囲を広げ、
色々な遊びにチャレンジすることができます👩👧👨👦
また、遊び疲れたり、痛い思いをした場合、
子どもにとって保護者は「安全な避難場所」
にもなっています。
アタッチメント形成は、
人生の最初に経験するストレス対処法であり、
子どもは安心の感覚に支えられて探索活動を行い、
円滑な人間関係を構築していくのです。
アタッチメントと脳の発達について
子どもは、自分の手に負えない「不安」や
「恐れ」を感じると、誰かに助けを求め、
安心を得たいというアタッチメント欲求を持ちます。
無条件に特定の誰かから護ってもらう
という経験を通して、
他者や自分自身に対する「基本的信頼感」を獲得
していきます。
日々の生活で生じたアタッチメント欲求が満たされる
という経験は、
「基本的信頼感」
「自立性」
「共感性」を育み、
子どもの脳や身体の良好な発達を促すだけでなく、
相手のことを思いやり、見返りを求めずに行う行動
である「向社会的行動」にもつながります!🤝
愛着関係を築く上で大切なこと
では、アタッチメントはどのように形成されて
いくのでしょうか?
具体的なアタッチメント行動には、
・子どもが保護者の動きを目で追う「定位」
・泣き声や喃語の発声による「信号」
・そして後追いなどの「接近」
があります👶
これらの行動に保護者が気づき、
それに応じることの積み重ねによって、
はじめてアタッチメントが形成されていきます!
また、成長とともに、「言語的な接触」によって
得られる安心感も加わっていきます。
「自分の言葉や訴えを理解してもらえた、
通じ合っている」と子どもが感じられるような
支援や声掛けを意識していきましょう!😊💖
今回のさらに詳しい内容や、
教室で行っている『柳澤運動プログラムについて』は
こちらの画像をぜひご覧ください!
画像👈
粗大運動と
微細運動について
こんにちは🤗
こどもプラス川越 新河岸教室です☔🐌
一日の中でも、天気が安定しない日も続いていますね。
新河岸教室では、室内での自由遊びの時間に
毎月1つ、製作活動を行っています!
今月の製作は、指先を使う、『靴ひも結び』でした。
こどもたちには、カラーペンで好きな色の靴に塗ってもらい、最後に靴ひもの蝶結びにも挑戦しました🎀
中には、繰り返し繰り返し、熱心に結び方の練習を行うお子さんもいました!
さて、今月は粗大運動と微細運動についてお話していきます。
〇粗大運動…体全体の大きな動き
・座る
・立つ
・歩く など
〇微細運動…手指を使う細かい動き
・積み木を積む
・絵や字を書く
・折り紙を折る など
これらの運動はどのようにして発達していくのでしょうか?🤔
運動の発達は脳の成熟と関連しており、一定の方向
「頭からお尻」
「体の中心部から手足の先」
「粗大運動から微細運動」
に向けて進んでいくと考えられています🤚
また、運動発達は知的水準と結びつきが強く、
知的発達の遅れがあると運動の理解が難しいことや、
運動に対する意欲が低いことが原因となり
運動発達も遅れやすいとも考えられています🏃♂️
それぞれの発達を促すために
必要な経験・運動
運動の発達には方向性のほかに、
発育が進むほど「個人差」が大きくなるという
特徴があります。
「早くできることが良い」という視点で捉えるのではなく、
「それぞれに適したタイミングで支援する」という心構えを持っていくことが大切です!
また、子どもたち自身も、周りとの差を感じたり失敗を重ねたりすることで
苦手意識を抱いてしまうこともあるかもしれません💭
楽しく体を動かし、成功体験を積み重ねていけるような支援を心掛けていきましょう!✨
柳澤運動プログラムの効果
教室で採用している運動遊び『柳澤運動プログラム』は、
腕で身体を支える「支持力」
脚で支える「跳躍力」
腕で身体を持ち上げる「懸垂力」
の3つの力を育てることができるよう、
全身を余すところなく使った動きで構成されています🤸
また、「遊びの視点を重視し、楽しく体を動かす」
ことを最も大切にしており、お子さんが心から
楽しめるプログラムです!
今回のお話の、さらに詳しい解説や
柳澤運動プログラムについては
こちらの画像からもご覧いただけます🤗
画像👈
言葉の発達と
運動機能の関連性
こんにちは😆
こどもプラス川越 新河岸教室です🎏
今回は、言葉と運動の関係についてのお話🏃♂️
言葉の発達に関する運動機能で特に重要な
「手や指の運動機能」ですが、
どのような関連があるのでしょうか?🤔
子どもは、
見る・触る・動かす などの体験を通して
「物」と「言葉」を結び付けて
意味を理解し、言葉を習得していきます。
形や重さ、大きさなどの特徴をつかむことが
重要であり、それを実現するのが
手や指の運動機能なのです🤚✨
赤ちゃんの頃の両手を動かすという運動から、
握る、持ち替える、投げる
↓
ひっかく、つまむ
など指先を使う細かい動きへと発達していきます!
これらの発達は、
より細かな物の特徴を感じる手段となり、
言葉の理解を深めていくきっかけになると
考えられています👶💭
このように、「言葉」と「運動機能」は
個別に発達するものではなく、
それぞれの順序性を持ちながら
互いに関連し合って発達していくものなのです💁♀️
言葉の発達を促すための支援
言葉の発音がぎこちない子どもは、
手指を動かすことが苦手なことに加え、
・身体の動きをコントロールすること
・感覚を受け取ること
が不得意であることが明らかになっています。
奈良教育大学 田辺氏の1981年の論文では、
言葉の発達を促すために、
手や指を駆使する遊び
身振り手振りのある遊び
砂・水・粘土など変化する素材を使った遊び
トランポリンやリズム遊び
が効果的であると解説しています。
これらの要素を遊びの中に取り入れていく
ことは、言語機能の面からも非常に
効果的です⛹️♀️✨
柳沢運動プログラム(運動遊び)
を行うことで期待できる効果
当教室で実施している運動遊び
『柳沢運動プログラム』は、運動でありながら、
感覚にも様々な刺激を与えるように構成された
プログラムです!
動きを見て真似る力に加え、
自分の動きをイメージしながら
手や指の器用さを養うことができる
「指マネ遊び」や、
身体全体の発達と手指の細かい動きが求められる
「つみき拾い」など、
手や指の運動機能に働きかける運動が満載です!
今回の解説やプログラムのさらに詳しい内容は
こちらの画像から是非ご覧ください💁
画像👈
発達障害における
メタ認知とは?
こんにちは🤗
こどもプラス川越 新河岸教室です🌸
気温が上がり、身体を動かすと
少し汗ばむ季節になりました。
教室では、子どもたちが今日も運動遊びを
楽しんでいます。
去年はできなかったことが
「できるようになった!」と、
毎日の成長を友だちや職員と喜び合っています👧👶👦
今回は「メタ認知」の話をしていきます。
メタ認知とは、
「認知していることを、認知すること」
です🤔
少しわかりにくいので、
まずは「感覚」「知覚」「認知」
について解説していきます!
以前にもお話した、
視覚、聴覚、味覚、触覚、固有覚などの様々な感覚を
(2022年4月号参照)
私たちは体の様々な部位で受け取っています🙆🙆♂️🙆♀️
例えば、「水の音」という聴覚情報は、
耳で受け取られた後
⇩
神経を通って脳やせき髄に伝えられ、
⇩
受け取った音の強さや質の区別をしています。
この過程が「知覚」です。
知覚された水の音は、過去の経験や記憶と照らし
合わされることで、
それが川のせせらぎなのか、
シャワーの音なのか
区別されているのです。
この過程が「認知」です。
メタ認知とは、自分の認知を客観的に捉えること。
メタ認知では、
モニタリング(自分自身を客観的に見る)
によって得られた情報を、自分の持つ知識に照らし
合わせ、感情や行動をコントロールすることで
適切な判断ができるよう認知活動を最適化
しています👀
発達障害児においては、このモニタリングや
コントロールの機能が十分でないことや、
メタ認知能力の低下によりコミュニケーションスキル
にも影響を与えていることがわかっています。
メタ認知を鍛えるための
支援方法・トレーニング法
武庫川女子大学文学部教育学科の藤谷の論文では、
子どものメタ認知能力、
特にモニタリング能力の習得には
「ごっこ遊び」と、
時間や活動内容に制限のない「自由遊び」
が重要であると解説しています🧙♀️🦸♂️
試行錯誤しながら自分に合った学び方や遊び方を
見つけ、遊びを展開していく自由遊びは、
自分で目標を立て、その目標に向かって
行動や感情をコントロールする能力の発達を
促すと考えられています!
柳澤運動プログラム(運動遊び)
を行うことで得られる効果
教室で採用している運動遊びである
「柳沢運動プログラム」
は、メタ認知の基盤でもある前頭前野の活動を促進
することが検証されています✨
当プログラムには、
本物の動物になりきる「クマ歩き」「ワニ歩き」、
忍者になりきる「忍者遊び」など、
「ごっこ遊び」の要素を取りれた遊びが満載!
身体だけでなく、
脳機能までも発達させることが
科学的に実証された運動遊びなのです!😆
今回はメタ認知についての解説をしました💁♀️
・対人関係の苦手さとメタ認知の関係
・メタ認知と脳の発達の関係
など、さらに詳しい解説は下の画像から
ぜひご覧ください!
画像👈
いつもお世話になっております。
こどもプラス川越 新河岸教室です。
令和4年度の児童発達支援・放課後等デイサービス自己評価結果を公表致します。
みなさま、アンケートにご協力いただきまして誠にありがとうございました。
皆様から頂いたアンケート結果は、今後のより良い教室運営に活かしていきます。
↓クリックで表示↓
【感覚過敏】
と【感覚鈍麻】
こんにちは!😊
こどもプラス川越 新河岸教室です🎎✨
日中は、春の陽気を感じられるようになりましたね🌞
夕方以降との気温差に気を付けて、毎日元気に
過ごしましょう!
今回は、【感覚過敏】と【感覚鈍麻】の話をします。
私たちに馴染みのある感覚として、
「視覚」「聴覚」「臭覚」「味覚」「触覚」があり、
その他にも「前庭覚」などがあることは、以前にも
お話しました。
(2022年9月の脳のひろばをご覧ください!)
感覚過敏とは?
例えば、辛い物を「美味しい」と感じる人、
全く食べられない人
大音量の音楽でテンションが上がる人、
「うるさい」と感じる人…
この感覚の違いを「感覚特性」というのですが、
感覚特性が人と極端に異なり、
過剰に気になってしまうことを「感覚過敏」、
極端に鈍いことを「感覚鈍麻」といいます🤔
「感覚過敏」「感覚鈍麻」は病名ではなく、
単なる感じ方の特性を表す言葉です。
原因は様々で、分かっていないことも多いのですが
特に「感覚過敏」はASD
(自閉スペクトラム障・アスペルガー症候群・
広汎性発達障害)
のお子さまに多く、ASD全体の
15~100%にみられるといわれています😯
どのような支援が有効?
先ほどもお伝えした通り、この「感覚過敏」病気では
ありませんが、生活(特に集団生活)に支障をきたして
しまうことがあります。
高知大学医学部寄附講座
児童青年期精神医学特任教授の高橋英俊氏の
2018年の論文では、
自閉スペクトラム症の感覚の特徴に対する支援の例
として、「普段から情動の安定化を図る」ことや、
「感覚の特徴を周囲の人に正しく理解してもらう」
などを挙げています。
周囲の大人が感覚特性を理解し、
お子さんがストレスを感じることなく、
楽しく過ごせるようサポートするのが効果的
ということです👩👧👦👨👧👦
また、「感覚統合のアプローチ」
も有効だとされています。
感覚統合とは、例えば「触覚」と「前庭覚」など、
複数の感覚を組み合わせてアプローチする支援方法です。
感覚過敏・感覚鈍麻以外にも、
発達障害の様々な症状に効果がある
と期待されています!
学習の遅れがみられるお子さんに対し、
前庭覚(バランス感覚など)、固有覚(力加減など)
そして視覚の統合を目的として支援を行ったところ、
運動課題への取り組みが積極的になり
学校での学習もこれと並行するように改善された、
という事例もあります🤗✨
柳沢運動プログラム(運動遊び)で
得られる効果
柳沢運動プログラムは、「運動」でありながら、
感覚にも様々な刺激を与えるように工夫された
プログラムです。
教室では、お子さま一人一人の身体的特徴を
正しく理解し、無理なく楽しめる工夫をしながら
運動遊びを行っています!⛹️♀️🏃♂️🤸
先ほど自閉スペクトラム症の感覚の特徴に対する
支援の例として挙げた、
「普段から情動の安定化を図る」
「感覚の特徴を周囲の人に正しく理解してもらう」
などと共通する部分も多く、
感覚過敏・感覚鈍麻の傾向があるお子さんも
安心して取り組める内容となっています!
さらに詳しい解説や、柳沢運動プログラムについては
こちらの画像もぜひご覧ください!
画像👈
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