言葉の発達と
運動機能の関連性
こんにちは😆
こどもプラス川越 新河岸教室です🎏
今回は、言葉と運動の関係についてのお話🏃♂️
言葉の発達に関する運動機能で特に重要な
「手や指の運動機能」ですが、
どのような関連があるのでしょうか?🤔
子どもは、
見る・触る・動かす などの体験を通して
「物」と「言葉」を結び付けて
意味を理解し、言葉を習得していきます。
形や重さ、大きさなどの特徴をつかむことが
重要であり、それを実現するのが
手や指の運動機能なのです🤚✨
赤ちゃんの頃の両手を動かすという運動から、
握る、持ち替える、投げる
↓
ひっかく、つまむ
など指先を使う細かい動きへと発達していきます!
これらの発達は、
より細かな物の特徴を感じる手段となり、
言葉の理解を深めていくきっかけになると
考えられています👶💭
このように、「言葉」と「運動機能」は
個別に発達するものではなく、
それぞれの順序性を持ちながら
互いに関連し合って発達していくものなのです💁♀️
言葉の発達を促すための支援
言葉の発音がぎこちない子どもは、
手指を動かすことが苦手なことに加え、
・身体の動きをコントロールすること
・感覚を受け取ること
が不得意であることが明らかになっています。
奈良教育大学 田辺氏の1981年の論文では、
言葉の発達を促すために、
手や指を駆使する遊び
身振り手振りのある遊び
砂・水・粘土など変化する素材を使った遊び
トランポリンやリズム遊び
が効果的であると解説しています。
これらの要素を遊びの中に取り入れていく
ことは、言語機能の面からも非常に
効果的です⛹️♀️✨
柳沢運動プログラム(運動遊び)
を行うことで期待できる効果
当教室で実施している運動遊び
『柳沢運動プログラム』は、運動でありながら、
感覚にも様々な刺激を与えるように構成された
プログラムです!
動きを見て真似る力に加え、
自分の動きをイメージしながら
手や指の器用さを養うことができる
「指マネ遊び」や、
身体全体の発達と手指の細かい動きが求められる
「つみき拾い」など、
手や指の運動機能に働きかける運動が満載です!
今回の解説やプログラムのさらに詳しい内容は
こちらの画像から是非ご覧ください💁
画像👈
発達障害における
メタ認知とは?
こんにちは🤗
こどもプラス川越 新河岸教室です🌸
気温が上がり、身体を動かすと
少し汗ばむ季節になりました。
教室では、子どもたちが今日も運動遊びを
楽しんでいます。
去年はできなかったことが
「できるようになった!」と、
毎日の成長を友だちや職員と喜び合っています👧👶👦
今回は「メタ認知」の話をしていきます。
メタ認知とは、
「認知していることを、認知すること」
です🤔
少しわかりにくいので、
まずは「感覚」「知覚」「認知」
について解説していきます!
以前にもお話した、
視覚、聴覚、味覚、触覚、固有覚などの様々な感覚を
(2022年4月号参照)
私たちは体の様々な部位で受け取っています🙆🙆♂️🙆♀️
例えば、「水の音」という聴覚情報は、
耳で受け取られた後
⇩
神経を通って脳やせき髄に伝えられ、
⇩
受け取った音の強さや質の区別をしています。
この過程が「知覚」です。
知覚された水の音は、過去の経験や記憶と照らし
合わされることで、
それが川のせせらぎなのか、
シャワーの音なのか
区別されているのです。
この過程が「認知」です。
メタ認知とは、自分の認知を客観的に捉えること。
メタ認知では、
モニタリング(自分自身を客観的に見る)
によって得られた情報を、自分の持つ知識に照らし
合わせ、感情や行動をコントロールすることで
適切な判断ができるよう認知活動を最適化
しています👀
発達障害児においては、このモニタリングや
コントロールの機能が十分でないことや、
メタ認知能力の低下によりコミュニケーションスキル
にも影響を与えていることがわかっています。
メタ認知を鍛えるための
支援方法・トレーニング法
武庫川女子大学文学部教育学科の藤谷の論文では、
子どものメタ認知能力、
特にモニタリング能力の習得には
「ごっこ遊び」と、
時間や活動内容に制限のない「自由遊び」
が重要であると解説しています🧙♀️🦸♂️
試行錯誤しながら自分に合った学び方や遊び方を
見つけ、遊びを展開していく自由遊びは、
自分で目標を立て、その目標に向かって
行動や感情をコントロールする能力の発達を
促すと考えられています!
柳澤運動プログラム(運動遊び)
を行うことで得られる効果
教室で採用している運動遊びである
「柳沢運動プログラム」
は、メタ認知の基盤でもある前頭前野の活動を促進
することが検証されています✨
当プログラムには、
本物の動物になりきる「クマ歩き」「ワニ歩き」、
忍者になりきる「忍者遊び」など、
「ごっこ遊び」の要素を取りれた遊びが満載!
身体だけでなく、
脳機能までも発達させることが
科学的に実証された運動遊びなのです!😆
今回はメタ認知についての解説をしました💁♀️
・対人関係の苦手さとメタ認知の関係
・メタ認知と脳の発達の関係
など、さらに詳しい解説は下の画像から
ぜひご覧ください!
画像👈
いつもお世話になっております。
こどもプラス川越 新河岸教室です。
令和4年度の児童発達支援・放課後等デイサービス自己評価結果を公表致します。
みなさま、アンケートにご協力いただきまして誠にありがとうございました。
皆様から頂いたアンケート結果は、今後のより良い教室運営に活かしていきます。
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【感覚過敏】
と【感覚鈍麻】
こんにちは!😊
こどもプラス川越 新河岸教室です🎎✨
日中は、春の陽気を感じられるようになりましたね🌞
夕方以降との気温差に気を付けて、毎日元気に
過ごしましょう!
今回は、【感覚過敏】と【感覚鈍麻】の話をします。
私たちに馴染みのある感覚として、
「視覚」「聴覚」「臭覚」「味覚」「触覚」があり、
その他にも「前庭覚」などがあることは、以前にも
お話しました。
(2022年9月の脳のひろばをご覧ください!)
感覚過敏とは?
例えば、辛い物を「美味しい」と感じる人、
全く食べられない人
大音量の音楽でテンションが上がる人、
「うるさい」と感じる人…
この感覚の違いを「感覚特性」というのですが、
感覚特性が人と極端に異なり、
過剰に気になってしまうことを「感覚過敏」、
極端に鈍いことを「感覚鈍麻」といいます🤔
「感覚過敏」「感覚鈍麻」は病名ではなく、
単なる感じ方の特性を表す言葉です。
原因は様々で、分かっていないことも多いのですが
特に「感覚過敏」はASD
(自閉スペクトラム障・アスペルガー症候群・
広汎性発達障害)
のお子さまに多く、ASD全体の
15~100%にみられるといわれています😯
どのような支援が有効?
先ほどもお伝えした通り、この「感覚過敏」病気では
ありませんが、生活(特に集団生活)に支障をきたして
しまうことがあります。
高知大学医学部寄附講座
児童青年期精神医学特任教授の高橋英俊氏の
2018年の論文では、
自閉スペクトラム症の感覚の特徴に対する支援の例
として、「普段から情動の安定化を図る」ことや、
「感覚の特徴を周囲の人に正しく理解してもらう」
などを挙げています。
周囲の大人が感覚特性を理解し、
お子さんがストレスを感じることなく、
楽しく過ごせるようサポートするのが効果的
ということです👩👧👦👨👧👦
また、「感覚統合のアプローチ」
も有効だとされています。
感覚統合とは、例えば「触覚」と「前庭覚」など、
複数の感覚を組み合わせてアプローチする支援方法です。
感覚過敏・感覚鈍麻以外にも、
発達障害の様々な症状に効果がある
と期待されています!
学習の遅れがみられるお子さんに対し、
前庭覚(バランス感覚など)、固有覚(力加減など)
そして視覚の統合を目的として支援を行ったところ、
運動課題への取り組みが積極的になり
学校での学習もこれと並行するように改善された、
という事例もあります🤗✨
柳沢運動プログラム(運動遊び)で
得られる効果
柳沢運動プログラムは、「運動」でありながら、
感覚にも様々な刺激を与えるように工夫された
プログラムです。
教室では、お子さま一人一人の身体的特徴を
正しく理解し、無理なく楽しめる工夫をしながら
運動遊びを行っています!⛹️♀️🏃♂️🤸
先ほど自閉スペクトラム症の感覚の特徴に対する
支援の例として挙げた、
「普段から情動の安定化を図る」
「感覚の特徴を周囲の人に正しく理解してもらう」
などと共通する部分も多く、
感覚過敏・感覚鈍麻の傾向があるお子さんも
安心して取り組める内容となっています!
さらに詳しい解説や、柳沢運動プログラムについては
こちらの画像もぜひご覧ください!
画像👈
~学習時などに
姿勢を保てないお子さん~
こんにちは😄
こどもプラス川越 新河岸教室です
今月は 姿勢🧎 のお話です。
〇姿勢を保てないのはどうして?
ごく一部の場合をのぞくと、日本の小学生の多くは
学校にいる時間の多くを
「座った姿勢を保ちながら学習する」こと
に費やします。
ところが、発達障害のお子さんにとって、
「姿勢を保つ」ことは、とても大変だと
いわれています😥
なぜ発達障害のお子さん達は、姿勢保持が
苦手なのでしょうか?
一般的に考えられているのは、
体幹の筋力・筋出力不足です💪
つまり、「体をまっすぐに保つための力がない」
ということなのですが、さらに具体的に言うと、
「姿勢を保つために必要とされる、
ちょうど良い力を持続して発揮する
のが苦手」なのです。
例えば、仮に姿勢を保つのに十分な体幹の筋力が
あったとしても、
30%や50%の力で使うことができなかったり、
常に100%の力しか発揮できなかったら、
一時的に良い姿勢を取れたとしても、
すぐに疲れてしまいます💦
実際に姿勢保持が苦手なお子さんの中には、
力が入らずふにゃふにゃというお子さんもいますが、
逆に腹筋や背筋などの体幹筋が
必要以上に緊張していて硬いというお子さんも
多くいます。
この、
力を出し過ぎずに持続的に保持する
(それも無意識に)
というのが、姿勢保持の難しいところですね🤔
正しい姿勢保持には、「まっすぐ座りなさい」と
口頭で指示をするよりも、
そのような姿勢が自然に保てる状態になるよう、
脳や身体を誘導してあげることが
大切なのです!
「筋力発揮」だけでなく「感覚」も重要
さらに発達障害のお子さんは、
筋肉・筋出力の問題だけでなく、
脳機能の特性によってバランス感覚や
平均感覚が鈍いことも報告されています。
お子さんに良い姿勢を保持してもらうためには、
口頭指示だけでも、筋力をつけるための運動だけでも
十分とは言えず、筋肉や脳、感覚などに
総合的にアプローチする必要が
あるのです🧠💪🤸
柳澤運動プログラム(運動遊び)
で得られる効果
教室では、「柳沢運動プログラム」を
取り入れて、
お子さんが楽しみながら取り組める運動遊びを
行っています。
「運動」でありながら「感覚」にも様々な刺激を
与えるように工夫されたプログラムです☝️
当プログラムの開発者である柳沢秋孝教授は、
脳活動を研究し、幼児期の運動遊びが
脳の前頭前野に好影響をもたらすことを
実証しています。
また、柳沢教授は脳科学的な結果を追い求める
だけでなく、
「子どもが自ら進んで行いたくなるように
プログラムを実施することが、一番大切な部分」と
述べています。
柳沢運動プログラムは、
遊びながら運動することで基本的な身体能力が
習得できるだけでなく、
発達障害などの子には認識しづらい
固有覚・前庭覚・触覚などがバランスよく鍛えられ、
上手に体を動かせるようになる
非常に優れた運動プログラムです🤗
新河岸教室の子どもたちも、
毎日達成感を味わいながら運動遊びを楽しんで
います!🤸🏃♂️⛹️♀️
今回の記事のさらに詳しい解説や、
柳沢運動プログラムについては下の画像を
ぜひご覧ください!
画像👈
~上肢の発達を促そう!~
こんにちは🐰
こどもプラス新河岸教室です!
今回の記事では、「上肢機能の発達」について
解説したいと思います。
「上肢(じょうし)」「下肢(かし)」という言葉は、
普段はほとんど使うことがないかもしれませんが、
医療の世界ではよく用いられます👨⚕️
「上肢」とは、医療専門用語で
「手・指~肘~肩を含む部分」を、
「下肢」は、「股関節から足先まで」をさします。
肩から手指までの発達
生まれたての赤ちゃんは身体の動きも未発達で、
大きな動きや力を要する動き、複雑な動きは
できません🤱
その後、指をしゃぶったり、手指を使って
おもちゃで遊んだりするのはもちろんですが、
その他にも、「パラシュート反射」
(お座りの状態で身体が
倒れそうになると上肢で支える)や、
ハイハイなどもできるようになってきます。
発達段階として重要な、「上肢で身体を支える」
という動作を行うことで、筋力強化のみならず、
呼吸機能にも非常に良い影響があるとされています✨
「腕で体重を支える」という機会が増えると、
骨折しにくい強い骨がつくられたり、
転んだ時、咄嗟に手を前につけるようになって
いきます!🤚
発達障害児と定型発達児の
上肢運動を比較した実験
ここで、2016年の学会で発表された
「青年期発達障害児と青年期定型発達児における
上肢運動機能の比較」という研究を紹介します。
青年期発達障害児と青年期定型発達児
それぞれ18名に対し、様々な上肢機能テスト
を行ったところ、発達障害児が有意に
低かったというものです。
この研究から、発達障害児では定型発達児に
比べ、上肢の協調運動の困難さと、
微細運動での手先の不器用さがある可能性が
示唆されました🤔
発達障害がある場合、脳から上肢までの
神経の伝達が上手くいかないケースがある
ことがわかります。
しかし…
昨今の生活は、上肢を使った動作がどんどん減って
しまっています。
近年住宅事情が大きく変化したことが関係し、
ドアノブ・水道の栓・トイレのレバーなど
「手首をひねる」といった生活動作が
ここ10~20年でかなり減ってしまいました
上肢もたくさん使う
柳沢運動プログラム
教室で取り入れている「柳沢運動プログラム」は、
松本短期大学の柳沢秋孝教授が、「子どもたちに
体を動かすことを好きになってほしい」
という思いから開発された運動遊びです☝️
このプログラムの基本になっているのは、
「体を支える(支持運動)」
「跳ぶ(跳躍運動)」
「ぶら下がる(懸垂運動)」
の3つの運動です。
特に「体を支える」「ぶら下がる」の2つは
上肢をたくさん使う運動ですね!
発達段階に合わせ、遊びの中でこれらの運動に楽しく
取り組むことで、基本的な力が身についていきます🏃♂️🏃♀️
お子さんにとっては体を動かすシンプルな遊びに
感じても、脳には様々な刺激が入っているのです🧠⚡
さらに詳しい解説や、柳沢プログラムの内容などは、
下の画像もぜひご覧くださいね🤗
画像👈
「脳が活性化する」を
ホルモンの視点から見る
こんにちは🤗
こどもプラス川越 新河岸教室です🎄✨
日中も冷え込み、体調を崩しがちな12月ですが
運動遊びで身体を温め、元気に冬を乗り切りましょう!
さて、以前よりこの「脳のひろば」では、
「脳の血流量がアップする」とか、「脳を活性化する」
といった言葉を用いて脳の発達を解説してきました。
ですが、脳の血流量が増えると、どうして
脳が活性化するのでしょうか🤔
今回の記事では、「脳の血流」について詳しく
お話したいと思います!🤗
「脳の血流」と言っても、具体的に
一体何を供給しているのでしょうか…?
酸素
私たちは、24時間休むことなく呼吸をしています😮💨
「酸素を体内に取り込み、二酸化炭素を排出するため」ということは皆さんかと思います。身体の細胞は酸素があってこそ適切に働けるため、すべての細胞は
酸素を必要としているのです。
その酸素を脳細胞のひとつひとつに運んでいるのが
血液です🩸
どんなに深呼吸をしてたくさんの酸素を取り込んでも
脳の血流量が不十分だと酸素は十分に運ばれず、
脳が「酸欠状態」となってしまいます
栄養素(ブドウ糖)
私たちにとって、酸素と同じくらい大切なのが
「栄養」です!🍚
「栄養」と言っても様々な栄養素がありますが、
いわゆる「三大栄養素」である
「糖質」「脂質」「タンパク質」のうち、
脳に栄養を届けるのは「糖質(ブドウ糖)」だけです。
ご飯やパンなどの炭水化物をよく噛むと、
唾液などの働きで分解されて「ブドウ糖」
になります。これが脳の大切な栄養となるのです。
このブドウ糖は、小腸で吸収され、
血液によって脳に運ばれます🧠
血液は脳に「幸せ」も運んでくれます!
その他にも、血液はたくさんの物を脳に運び、
供給してくれています。
今回はその中から、「セロトニン」について
少し解説したいと思います🥰
セロトニンは神経伝達物質のひとつで、
・精神のバランスを安定させる
・感情をコントロールする
・痛みを緩和する
などの働きがあるため、
「幸せホルモン」とも呼ばれています
意外なことに、体内にあるセロトニンの
90%は「小腸」に存在しています😯
と言っても、
これがそのまま脳に運ばれるわけではなく、
必須アミノ酸の一つである「トリプトファン」が
腸内細菌の働きで変化し、
それが血液によって脳に運ばれ、
セロトニンになります。
セロトニンが不足していると、
イライラして落ち着きがなくなったり、
パニックを起こしたりするのは有名な話です。
実際に、
セロトニン不足と「うつ病」「パニック障害」との関連
を報告した研究論文も数多く発表されています🤔
運動遊び「柳沢運動プログラム」
教室で採用している「柳沢運動プログラム」は、
脳に様々な刺激を与えるように工夫された
プログラムです。
当プログラムの開発者である柳沢秋孝教授は、
脳活動を研究し、幼児期の運動遊びが
脳の前頭前野に好影響をもたらす
ことを実証しています。
また、別の実験では、
運動の前後に前頭前野の血流を測定し、
運動後に左前頭前野背外側部における
血流が増えたことも示されています😆✨
教室では、毎日楽しく身体を動かしながら、
身体面・脳機能はもちろん、情緒の安定も
図っています!🤸♀️🤸♂️🤸
今月の『脳のひろば』のさらに詳しい解説は
こちらの画像をご覧ください!
ビジョントレーニングと
粗大運動の関係
こんにちは😆
こどもプラス川越 新河岸教室です⛹️🚴🏌️♂️
これまでの「脳のひろば」では、
「協調運動(6月号)」や、
「運動のフィードバック(9月号)」
などについて解説してきました。
「協調運動」には様々な種類がありますが、
とくに「五感と身体運動の協調」は私たちの生活に
密接に関わっていると言えます。
また、「運動のフィードバック」にも色々なものが
あり、中でも、運動が適切に出来たかそうでないかを
視覚的に確認する「視覚的フィードバック」は、
私たちの生活動作ほぼすべてにおいて行われている
フィードバックです👀
そこで、今回は「視覚と運動」について詳しくお話したいと思います!👩💻
目が使えていないお子さんの特徴は?🤔
まず、ここで述べる「目が使えていない」
というのは、「視力」の問題ではありません。
見えてはいるけど、その情報をうまく使えていない😕
という現象を意味します。
たとえば、飛んできたボールをキャッチするとき、
ボールの軌道を目で追いながら、どのあたりに
飛んでくるかを予測し、その地点に自分の身体を
持っていきます🏃💨
この時、「視覚情報」と「身体の動き」は上手く
協調しているのです。
他にも例をあげると、折り紙を折るときには
「目で見た情報」を「指先の動き」に協調させて
いますね。
学習面では、「黒板の文字をノートに書き写す」
「漢字を覚える」など、視覚に頼りながら
学習する場面はとても多いとされています。
ビジョントレーニング・眼球運動
ここで、ビジョントレーニングを紹介します。
ビジョントレーニングとは、動体視力や
資格認知など、視覚による認知機能を向上させる
トレーニングのことで、
スポーツ選手のトレーニングなどにも取り入れられて
います⛹️
1980年代頃からは、発達障がいへの
トレーニングに応用されるようになり、
現在は学習障がいのみならず、
ADHD(注意欠陥多動性障がい)などのお子さんに
対する療育でも応用されるようになってきています。
具体的には、
首と顔の向きを変えずに、眼球の動きだけで上下左右のものを見る(眼球運動・追視),
ホワイトボードにランダムに書かれた数字を1から順に探してタッチする(視覚と身体の協調)
などがあります。
ビジョントレーニングというと、
何か特殊なトレーニングのようなイメージがあるかも
しれませんが、このように手軽に取り入れられるもの
がたくさんあります!😆
さらに大きな枠組みでいうと、ボールを使うスポーツや
遊びは全てビジョントレーニングといえます。
視覚情報を脳で適切に処理しながら身体を動かすこと
が必要とされるからです!🤾♀️⛹️♀️
視覚と柳沢運動プログラム
教室で取り入れている柳沢運動プログラムは、
「運動」でありながら「視覚」をはじめとする「感覚」
にも様々な刺激を与えるように工夫されたプログラム
です。
開発者である柳沢秋孝教授は脳活動を研究し、
幼児期の運動遊びが脳の前頭前野に
好影響をもたらすことを実証しています🙆♀️
下の画像には、さらに詳しい解説が載っています👩💻
是非ご覧になってみてください!🧐
画像 👈
【「寝る子は育つ」の真実】
~運動と睡眠の関係~
こんにちは🤗
こどもプラス川越 新河岸教室です🎃🎈
ひんやりとした風が気持ちよく、外に出かけたくなる
季節ですね。
新河岸教室のお子さんたちも、教室の友達と一緒に
久しぶりに公園へ遊びに行くことができました。
たくさん体を動かして汗をかき、教室に戻ってからは
「疲れた~!😆」と、ゆったり過ごしているお子さんもいます。
子どもたちも、私たち大人も、運動して疲れた日は
普段よりぐっすりと眠ることができますよね。
なぜ運動すると疲れて眠くなるのでしょうか?🥱
今回は運動と睡眠の関係について解説していきます!
なぜ、運動すると疲れて眠くなる?
例えばパソコンなども、
長時間使いすぎると動きが遅くなったり、
誤作動が増えたりします。
そんな時は 一度電源を切って、再起動する ことで
本来の迅速で正確な動きが復活することが多い
かと思います。
私たちの身体も同様に、使いすぎによって
眠くなります🏃♀️💦
運動や全身を使った遊び、筋トレなどで
負荷がかかった身体の組織・細胞を修復するため、
脳が休息を欲して眠気を感じると考えられています🧠💦
睡眠は 身体の修復の過程 なのです🕘
眠っている間に身体で起こっていること
~レム睡眠とノンレム睡眠~
私たちの睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠の
2つの状態に分けられます😪😴
レム睡眠の間は脳が活動しているので
いわゆる 夢 をみますが、
ノンレム睡眠中は脳もしっかり休息しています。
それぞれの睡眠中に行われていることを
まとめるとこのようになります👇
[ レム睡眠 ]
身体は休息しているが、脳は活動している状態
◎思考・気持ちの整理💭
◎記憶の定着🧠
[ ノンレム睡眠 ]
身体も脳も休息している状態
◎成長ホルモンの分泌🏋️
◎脳内の神経ネットワーク形成⚡
◎細胞の修復・生育、骨・筋肉形成🦴
先ほども述べたように、睡眠中は
負荷のかかった身体組織の修復が行われています。
しかし、特に子どもの場合は睡眠を適切にとることで、
疲れる前の状態への回復だけにとどまらず、
それ以上のさらなる成長も期待できるのです!
新生児・乳児期のお子さまは、
睡眠中に脳が構築されているとも言われており、
睡眠は非常に大切であることがわかります!👶
質の良い睡眠をとるために
「寝る子は育つ」ということわざを引用する
までもなく、睡眠が子どもの成長・発達と
切っても切り離せない関係にあることが
お分かりいただけたかと思います。
そして、子どもが質の良い睡眠を取るためにとても
効果的なのが、最初に述べたように運動や
全身を使った遊び、筋トレなどで身体の組織・細胞
に負荷をかける、ということなのです🏃♀️💦
現代の住宅事情や感染症の流行などの社会情勢を
考えると、なかなか全身を使って思い切り遊ぶ、
ということが難しいかもしれません。
だからこそ、周りの大人たちが運動遊びの機会を
作ってあげることが大切なのです🤔💭
こどもプラスの教室では、
全身をしっかり使って遊ぶ運動でありながら、
脳にも様々な刺激を与えられるように工夫された
[柳沢プログラム]を取り入れています。
興味を持っていただけましたら、お気軽に
お問い合わせください😆
今回の内容は、下の画像からもさらに詳しく
ご覧いただけます!
【運動が学習されていく過程】
~運動はどのように記録され、
学習されるのか~
こんにちは😊
こどもプラス川越 新河岸教室です🌛✨
暑い日は続きますが、朝晩の気温差のある日も
増えてきました。
体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。
さて、これまでの「脳のひろば」では、脳の働きや
運動(身体)との関係について詳しくお伝えして
きました。
今回は、運動がどのように学習されていくのかを
お話ししていきます。
私たちが脳からの指示で体を動かすとき、同時に、
筋肉や関節がどのような状態になっているのか
という情報を脳に送り返すこともしています。
これを「フィードバック」と呼びます。
「できた!」「失敗した!」という体験を
脳にフィードバックし、
その情報が脳に蓄積されることで、
少しずつ目的に合った運動ができるように
なっていくのです。
運動学習をより促進するのは
どのような経験・支援?
実は、フィードバックには様々な種類があります。
内在的フィードバック👦
動いている本人が「今の上手くいった!」と
感覚として感じること
外在的フィードバック👩👦
他の人が「今の良かったよ!」「もう少しこうすると
いいね」などとつたえてあげること
(タイムやストライク判定などの客観的な結果も含む)
ポジティブフィードバック😄
「できた!」時の情報を脳に戻すこと
ネガティブフィードバック🤔
「失敗した!」時のエラー情報を脳に戻し、
上手くいった時との誤差を把握すること
視覚的フィードバック👀
運動しているところを鏡や動画で視覚的に
確認すること
聴覚的フィードバック👂
音などで聴覚的に確認すること
それぞれメリット・デメリットがある!
例えば、「ポジティブ/ネガティブ フィードバック」では、一般的にネガティブフィードバックの方が
運動学習効果が高いと言われています🏋️♂️
ですが、「ここができていなかった」などの
ネガティブなフィードバックばかりでは
楽しくありませんよね😣
「今のすごく良かったね!」というポジティブな
フィードバックもうまく取り入れることで、
お子さんたちのやる気や楽しむ気持ちを大切に
しながら、運動学習を継続的に進めることができます。
どれか一つに偏ることなく、
様々なフィードバックを組み合わせて
取り入れると良いということですね⛹️♂️🤸♂️🧘♂️
教室では、まず楽しむ気持ちを大切に!
お子さんたちそれぞれに必要なフィードバックを
行いながら毎日の運動遊びを行っています!✨
また、教室で採用している柳沢プログラムは、
脳に様々な刺激を与えるように工夫された
プログラムとなっています。
柳沢プログラムでの効果的な遊びについては
画像の方にさらに詳しく書かれていますので
興味を持っていただけましたら、
そちらもご覧になってみてくださいね!🤗
画像👈
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