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2月, 2023年

脳のひろば 3月号

2023-02-27

【感覚過敏

     【感覚鈍麻

 

 

 

こんにちは!😊

こどもプラス川越 新河岸教室です🎎✨

 

日中は、春の陽気を感じられるようになりましたね🌞

夕方以降との気温差に気を付けて、毎日元気に

過ごしましょう!

 

 

 

 

 

今回は、【感覚過敏】と【感覚鈍麻】の話をします。

私たちに馴染みのある感覚として、

「視覚」「聴覚」「臭覚」「味覚」「触覚」があり、

その他にも「前庭覚」などがあることは、以前にも

お話しました。

(2022年9月の脳のひろばをご覧ください!)

 

 

 

 

 


感覚過敏とは?

 

 

 

例えば、辛い物を「美味しい」と感じる人、

全く食べられない人

大音量の音楽でテンションが上がる人、

「うるさい」と感じる人…

この感覚の違いを「感覚特性」というのですが、

 

感覚特性が人と極端に異なり、

過剰に気になってしまうことを「感覚過敏」、

極端に鈍いことを「感覚鈍麻」といいます🤔

 

 

「感覚過敏」「感覚鈍麻」は病名ではなく、

単なる感じ方の特性を表す言葉です。

 

原因は様々で、分かっていないことも多いのですが

特に「感覚過敏」はASD

(自閉スペクトラム障・アスペルガー症候群・

広汎性発達障害)

のお子さまに多く、ASD全体の

15~100%にみられるといわれています😯

 

 

 


どのような支援が有効?

 

 

 

先ほどもお伝えした通り、この「感覚過敏」病気では

ありませんが、生活(特に集団生活)に支障をきたして

しまうことがあります。

 

高知大学医学部寄附講座

児童青年期精神医学特任教授の高橋英俊氏の

2018年の論文では、

自閉スペクトラム症の感覚の特徴に対する支援の例

として、「普段から情動の安定化を図る」ことや、

感覚の特徴を周囲の人に正しく理解してもらう

などを挙げています。

 

周囲の大人が感覚特性を理解し、

お子さんがストレスを感じることなく、

楽しく過ごせるようサポートするのが効果的

ということです👩‍👧‍👦👨‍👧‍👦

 

 

 

また、感覚統合のアプローチ」

も有効だとされています。

 

感覚統合とは、例えば「触覚」と「前庭覚」など、

複数の感覚を組み合わせてアプローチする支援方法です。

 

感覚過敏・感覚鈍麻以外にも、

発達障害の様々な症状に効果がある

と期待されています!

 

学習の遅れがみられるお子さんに対し、

前庭覚(バランス感覚など)、固有覚(力加減など)

そして視覚の統合を目的として支援を行ったところ、

運動課題への取り組みが積極的になり

学校での学習もこれと並行するように改善された、

という事例もあります🤗✨

 

 


柳沢運動プログラム(運動遊び)で

得られる効果

 

 

柳沢運動プログラムは、「運動」でありながら、

感覚にも様々な刺激を与えるように工夫された

プログラムです。

 

教室では、お子さま一人一人の身体的特徴を

正しく理解し、無理なく楽しめる工夫をしながら

運動遊びを行っています!⛹️‍♀️🏃‍♂️🤸

 

 

 

先ほど自閉スペクトラム症の感覚の特徴に対する

支援の例として挙げた、

 

普段から情動の安定化を図る

感覚の特徴を周囲の人に正しく理解してもらう

 

などと共通する部分も多く、

感覚過敏・感覚鈍麻の傾向があるお子さんも

安心して取り組める内容となっています!

 

 

 

 

 

さらに詳しい解説や、柳沢運動プログラムについては

こちらの画像もぜひご覧ください!

画像👈

脳のひろば 2023年2月号

2023-02-08

~学習時などに

姿勢を保てないお子さん~

 

 

こんにちは😄 

こどもプラス川越 新河岸教室です

今月は 姿勢🧎 のお話です。

 

 


〇姿勢を保てないのはどうして?

 

ごく一部の場合をのぞくと、日本の小学生の多くは

学校にいる時間の多くを

座った姿勢を保ちながら学習する」こと

に費やします。

 

ところが、発達障害のお子さんにとって、

「姿勢を保つ」ことは、とても大変だと

いわれています😥

 

 

なぜ発達障害のお子さん達は、姿勢保持

苦手なのでしょうか?

 

一般的に考えられているのは、

体幹の筋力筋出力不足です💪

 

つまり、「体をまっすぐに保つための力がない」

ということなのですが、さらに具体的に言うと、

「姿勢を保つために必要とされる、

ちょうど良い力持続して発揮する

のが苦手」なのです。

 

 

例えば、仮に姿勢を保つのに十分な体幹の筋力が

あったとしても、

30%や50%の力で使うことができなかったり、

 

常に100%の力しか発揮できなかったら、

一時的に良い姿勢を取れたとしても、

すぐに疲れてしまいます💦

 

実際に姿勢保持が苦手なお子さんの中には、

力が入らずふにゃふにゃというお子さんもいますが、

逆に腹筋や背筋などの体幹筋が

必要以上に緊張していて硬いというお子さんも

多くいます。

 

この、

力を出し過ぎずに持続的に保持する

(それも無意識に)

というのが、姿勢保持の難しいところですね🤔

 

正しい姿勢保持には、「まっすぐ座りなさい」と

口頭で指示をするよりも、

そのような姿勢が自然に保てる状態になるよう、

身体を誘導してあげることが

大切なのです!

 

 

 


「筋力発揮」だけでなく「感覚」も重要

 

 

さらに発達障害のお子さんは、

筋肉・筋出力の問題だけでなく、

脳機能の特性によってバランス感覚

平均感覚鈍いことも報告されています。

 

お子さんに良い姿勢を保持してもらうためには、

口頭指示だけでも、筋力をつけるための運動だけでも

十分とは言えず、筋肉や脳、感覚などに

総合的にアプローチする必要が

あるのです🧠💪🤸

 

 


柳澤運動プログラム(運動遊び)

で得られる効果

 

 

教室では、「柳沢運動プログラム」を

取り入れて、

お子さんが楽しみながら取り組める運動遊び

行っています。

 

「運動」でありながら「感覚」にも様々な刺激を

与えるように工夫されたプログラムです☝️

 

 

当プログラムの開発者である柳沢秋孝教授は

脳活動を研究し、幼児期の運動遊びが

脳の前頭前野に好影響をもたらすことを

実証しています。

 

 

また、柳沢教授は脳科学的な結果を追い求める

だけでなく、

「子どもが自ら進んで行いたくなるように

ログラムを実施することが、一番大切な部分」と

述べています。

 

 

柳沢運動プログラムは、

遊びながら運動することで基本的な身体能力が

習得できるだけでなく、

発達障害などの子には認識しづらい

固有覚・前庭覚・触覚などがバランスよく鍛えられ、

上手に体を動かせるようになる

非常に優れた運動プログラムです🤗

 

新河岸教室の子どもたちも

毎日達成感を味わいながら運動遊びを楽しんで

います!🤸🏃‍♂️⛹️‍♀️

 

 

 

今回の記事のさらに詳しい解説や、

柳沢運動プログラムについては下の画像を

ぜひご覧ください!

 

画像👈

 

 

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