「脳が活性化する」を
ホルモンの視点から見る
こんにちは🤗
こどもプラス川越 新河岸教室です🎄✨
日中も冷え込み、体調を崩しがちな12月ですが
運動遊びで身体を温め、元気に冬を乗り切りましょう!
さて、以前よりこの「脳のひろば」では、
「脳の血流量がアップする」とか、「脳を活性化する」
といった言葉を用いて脳の発達を解説してきました。
ですが、脳の血流量が増えると、どうして
脳が活性化するのでしょうか🤔
今回の記事では、「脳の血流」について詳しく
お話したいと思います!🤗
「脳の血流」と言っても、具体的に
一体何を供給しているのでしょうか…?
酸素
私たちは、24時間休むことなく呼吸をしています😮💨
「酸素を体内に取り込み、二酸化炭素を排出するため」ということは皆さんかと思います。身体の細胞は酸素があってこそ適切に働けるため、すべての細胞は
酸素を必要としているのです。
その酸素を脳細胞のひとつひとつに運んでいるのが
血液です🩸
どんなに深呼吸をしてたくさんの酸素を取り込んでも
脳の血流量が不十分だと酸素は十分に運ばれず、
脳が「酸欠状態」となってしまいます
栄養素(ブドウ糖)
私たちにとって、酸素と同じくらい大切なのが
「栄養」です!🍚
「栄養」と言っても様々な栄養素がありますが、
いわゆる「三大栄養素」である
「糖質」「脂質」「タンパク質」のうち、
脳に栄養を届けるのは「糖質(ブドウ糖)」だけです。
ご飯やパンなどの炭水化物をよく噛むと、
唾液などの働きで分解されて「ブドウ糖」
になります。これが脳の大切な栄養となるのです。
このブドウ糖は、小腸で吸収され、
血液によって脳に運ばれます🧠
血液は脳に「幸せ」も運んでくれます!
その他にも、血液はたくさんの物を脳に運び、
供給してくれています。
今回はその中から、「セロトニン」について
少し解説したいと思います🥰
セロトニンは神経伝達物質のひとつで、
・精神のバランスを安定させる
・感情をコントロールする
・痛みを緩和する
などの働きがあるため、
「幸せホルモン」とも呼ばれています
意外なことに、体内にあるセロトニンの
90%は「小腸」に存在しています😯
と言っても、
これがそのまま脳に運ばれるわけではなく、
必須アミノ酸の一つである「トリプトファン」が
腸内細菌の働きで変化し、
それが血液によって脳に運ばれ、
セロトニンになります。
セロトニンが不足していると、
イライラして落ち着きがなくなったり、
パニックを起こしたりするのは有名な話です。
実際に、
セロトニン不足と「うつ病」「パニック障害」との関連
を報告した研究論文も数多く発表されています🤔
運動遊び「柳沢運動プログラム」
教室で採用している「柳沢運動プログラム」は、
脳に様々な刺激を与えるように工夫された
プログラムです。
当プログラムの開発者である柳沢秋孝教授は、
脳活動を研究し、幼児期の運動遊びが
脳の前頭前野に好影響をもたらす
ことを実証しています。
また、別の実験では、
運動の前後に前頭前野の血流を測定し、
運動後に左前頭前野背外側部における
血流が増えたことも示されています😆✨
教室では、毎日楽しく身体を動かしながら、
身体面・脳機能はもちろん、情緒の安定も
図っています!🤸♀️🤸♂️🤸
今月の『脳のひろば』のさらに詳しい解説は
こちらの画像をご覧ください!