ディスレクシアとは?
こんにちは。
こどもプラス川越 新河岸教室です🎃
今回は「ディスレクシア」の話をします。
ディスレクシアとは学習障がいの一種で一般的な理解能力などに特に異常はないものの、文字の読み書き学習に支障をきたすものです。ディスレクシアの症状は「どう読むのか理解できない」という症状と「文字の形が分からない」という症状の大きく2種類に分けられます。これらの症状によりディスレクシアのお子さんは文字から情報を得ることや、考えたことを文字で表現することが苦手です。読めないと書くことへの困難も伴うため、「発達性読みき障がい」とも呼ばれています📝
ただし、全く読み書きができないわけではありません。ディスレクシアを持つお子さんは文字を目で見て読むことや手書きで文字を書くことは苦手ですが、音声や映像で情報をインプットすることや話すことであればアウトプットも可能です。
そのため口頭ではしっかりとしたやりとりが成立するにも関わらず、文章の音読ではたどたどしさや読み誤り、文字を反対向きに書いてしまうなど文字の誤りがみられます。このように周囲からは症状が「分かりにくい」こともディスレクシアの特徴です。
ディスレクシアの方の脳の特徴
それでは、なぜこのような問題が起きるのでしょうか。
それにはデコーディングが深く関わっています。デコーディングとは、脳内で文字や記号を音声に変換する作業のことです。
文字と音を結びつけ操作するには文字を認識し、音と結び付け、いくつかの文字の繋がりで単語として理解することが求められます。例えば私達が文章を理解するには、目から入った文字を脳内で音として処理・変換し既に記憶している単語の意味と結びつける作業が必要です。しかしディスレクシアのお子さんはデコーディングと関わる脳領域に機能異常があると言われています🙉 結果として視覚や聴覚、言葉の理解力に問題はないものの、脳内で文字を音へと結びつけることが難しく文字を読むことや文字の形を理解することが困難になるのです。
ディスレクシアのお子さんへの理解
日本の小学生におけるディスレクシア有病率は約8%と言われています。
40人学級であれば1クラスに1~2人はいると考えられており、まれな障がいとはいえません。しかしディスレクシアには注意欠如・多動性障がい(ADHD)や自閉スペクトラム症(ASD)が高確率で併存することも知られており、行動の問題への対応が優先され症状を見逃している場合も多いと言われています。
また、知的な問題がないことにより小学校に入ってからでないとはっきり分からないケースも多いようです。個人差はありますが、ひらがな、カタカナ、そして漢字へと学習が進んでいく中で少しずつ症状が出る場合もあります。人によっては英語の学習や大学に進んでから困難さが出てくることもあるそうです。
そういった背景もあり、ディスレクシアのお子さんは口頭言語でみられる能力と文字言語でみられる能力の差が大きく周囲を戸惑わせ、「集中力が足りない」「不真面目だ」などと誤解されることが少なくありません😥
それだけディスレクシアは周囲の人にとっては「分かりにくい」「気づきにくい」問題だと言えるのです。
それに加えて、ディスレクシアは読み書きの問題だけでなく、周囲の理解不足により二次的に学校不適応や心理的な問題に繋がる可能性もあります。そのため、ディスレクシアの存在について知る人が増え、より早い段階で気づいてあげることが大切です。
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たとえ小さな成功でも、
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「柳沢運動プログラム」は、
運動の発達を促すだけでなく、
お子さんの「自己肯定感」を高めることにつながる
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今回のお話の、さらに詳しい解説や
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